龍神の娘

著者:越田うめ

STORY

「その少女は大切なものを守る為、愛も呪いもその身に宿す」

幼い頃に両親を亡くした夜戸理は
小さいながら村の社で働き、ひとり強く生きていた。

そんな彼女が父親のように慕う、龍神様。
そして龍神様の血を引く帝の息子・豊吉津。

彼らとの出会いをきっかけに夜戸理は
その身体に呪いを宿すことになり──!?

神々の想いと呪いをめぐる哀しみと優しさの物語、開幕。

CHARACTER

  • 夜戸理やとり

    その身体に呪いを宿す幼い少女。呪いの力の正体とは…?

  • 龍神様

    八百万の神のうちの一柱。かつては人と親密だったようだが…?

  • 豊吉津とよきつ

    龍神様の血を引く帝の息子。母である水都瀬と龍神様の関係を案じている。

  • 水都瀬みつせ

    かつて龍神様の貢ぎ物になっていたところを拾われ育ち、帝に見初められる。